教員塾

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豊かな心を育成していく方法

 「豊かな心」と「健やかな体」も「確かな学力」と並んで、児童生徒が伸ばしていくべきとされているものです。学習指導要領では、これらをまとめて「生きる力」と呼んでいます。ここで問題となるのが、それらをどのように伸ばしていくのかということです。今回は、「豊かな心」の育成方法について述べていきます。

 SNS等のコミュニケーションツールが急速に変化し、バーチャルでの体験が増えている時代にこそ表現力や思考力、想像力等を培い、豊かな感性や人間味あふれる心、思いやりの心を育むために、読書活動や文化芸術活動を推進するとともに、様々な体験活動や奉仕活動の充実を図ることが必要です。

 まず、読書活動の推進が挙げられます。一教職員ができることに関しては、学校における図書館や地域の図書館等の積極的な利活用を促し、読書活動・学習活動を推進することが考えられます。小学校などにおいては、学校と保護者ボランティア等との読み聞かせの研修機会の充実により、学校・家庭・地域が連携した読書活動を推進することができます。

 豊かな心を育成していく方法については、他にも文化芸術活動の推進・様々な体験活動や奉仕活動の充実が考えられます。それらについては、次回取り上げることにします。